成都ハイテク減災研究所が明らかにしたところによると、約1年半の建設期間を経て、中国首都圏緊急地震速報システムがこのほど完成し、すでに試験運用の段階に入っている。同システムは首都圏の市民および地下鉄・化学工業施設などの重要施設に向け、緊急地震速報サービスを提供する。人民日報が伝えた。
同システムは北京、天津、唐山、大同など首都圏の主な地震断層帯をカバーし、その面積は13万平方キロメートルに上る。
中国はすでに、約100万平方キロメートルをカバーする緊急地震速報・モニタリングシステムを有しており、この範囲内では、地震発生から7秒後に速報を受け取ることができる。市民は地震速報アプリ「地震預警」をインストールすることで通知を受信できる。同システムは、中国が完全な知的財産権を持つ地震速報・震度速報技術を採用している。(編集SN)
「人民網日本語版」2014年5月8日