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「ミイラ」に関する初の大規模な人類学的研究が始動 新疆

 2014年04月02日11:02
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 新疆吐魯番(トルファン)学研究院と吉林大学辺境考古研究センターはこのほど、トルファン地区で出土した「ミイラ」に関する共同研究を行うことで同意に達した。新疆維吾爾(ウイグル)自治区で大規模な「ミイラ」の人類学的調査研究が行われるのは、今回が初めて。中国新聞社が報じた。

 トルファンは、「風が多く雨が少ない」「高温・乾燥」という独特の自然環境を備えており、古代人は、遺体を自然乾燥させ、いわゆる「ミイラ」の状態にして保存していた。

 今回の研究は、出土した古代人ミイラの骨から170数個を選んで行われる。年代は3000年から2500年前、子供・青年・中年・老人各年齢層の骨が選ばれた。これらの骨は全て包装済みで、吉林大学辺境考古研究センターに搬送され、1年間の研究が進められる。

 今回の研究対象となった骨の中に、勝金店墓地から出土した中年男性の骨がある。この男性の頭骨は砕け、左下肢に病変が見られ、義足をつけていた。科学的検証の結果、この義足は、当時世界最古の義肢とされていたイタリア・カプアで見つかったローマ時代の義足より数百年古い、約2300年前のものと断定された。(編集KM)

 「人民網日本語版」2014年4月1日

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