中国科学院上海珪酸塩研究所が13日に明らかにしたところによると、同研究所はこのほど、柔軟性が高く、1000度以上の高温に耐えられる無機材料紙、ハイドロキシアパタイト耐火紙を開発した。研究成果は世界的に権威のある学術誌「Chemistry-A European Journal」に掲載された。新華社が伝えた。
この耐火紙は乳白色で、一般的な紙と同じ加工原理を持つが、用いる材料が異なる。耐火紙は永久かつ安全に情報を留めることができ、重要な文字・書類・公文書などの長期的な保存に適している。また廃水の有機汚染物質を効果的に除去する再生可能な吸収剤、薬の徐放剤、骨の修復材料、医療用の紙、燃焼防止材料、耐高温材料などとして使用できる。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年2月14日