国家国防科学技術工業局によると、月探査機「嫦娥3号」は月面で宇宙、地球、月に対する科学探査活動を行い、大量のデータを収集した。ランダー搭載の近紫外線天体望遠鏡は、各種天体の光度変化を連続してモニタリングし、23の星についての観測を行った。月面探査車「玉兎」搭載のパノラマカメラは複数のポイントからランダーを撮影したほか、周囲の月面に対して360度の撮影を行い、多くの画像データを収集した。月探査レーダーは月の地表下140メートル内と10メートル内の構造に関するデータを収集した。これらのデータは巡視探査エリアの地形、地質構造、物質成分、浅層構造を一体化した総合地質断面の構築、地球化学と構造動力学の研究の基礎となる。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年1月19日