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中国3大キャリアに4G許可証 中国が4G時代へ

 中国工業・情報化部(工業・情報化省)は4日、中国移動(チャイナモバイル)、中国電信(チャイナテレコム)、中国聯通(チャイナユニコム)の3大キャリアに対し、「LTE/TD-LTE」の営業許可証を交付した。これにより、中国の通信業界は4G時代に足を踏み入れた。光明網が伝えた。

 4Gは通信速度が速い、遅延時間が短い、パケット代が安いといった特徴を持ち、移動中でも高速データ通信が実現できる。世界的に主流の4G規格の1つであるTD-LTEは柔軟な帯域幅を持つため、4G時代におけるネットサーフィンなどの非対称トラフィックがもたらすデータのパンクにも対応でき、周波数の利用効率を引き上げることが可能だ。

 3大キャリアは今回、いずれもTD-LTEの営業許可証を取得したが、3つの異なるTD-LTEネットワークを構築するのだろうか?そうなれば、重複建設・資源の浪費となるのではないか?こうした疑問に対し、工業・情報化部は「全国に建設された2G、3G、4Gネットワークは、今後長期にわたって同時進行で発展していく。4Gネットワークは2G、3Gネットワークと連携し、重複投資を回避する。4Gネットワーク構築の初期は、重要地域を主にカバーする。2G、3G規格と互換性を持つ4Gマルチモード端末ならば、4Gネットワークが敷設されていない場所でも自動的に2G、3Gネットワークに切り替え、引き続き通信できる。このため、4Gネットワークの建設初期における規模は大きくなく、コストも合理的な範囲で抑えることができる」と表明した。

 工業・情報化部はこのほか、3大キャリアによる共同建設・資源共有を推進しており、関連企業がレンタルと構築の併用を通じて資源の浪費を避けつつ4Gネットワークを建設するよう奨励・指導している。(編集SN)

 「人民網日本語版」2013年12月5日

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