蛟竜号、試験的応用航行で初の3000m級潜水を実施
【中日対訳】 南中国海で初の試験的応用航行を実施中の有人深海潜水艇「蛟竜号」は7月3日、再び「蛟竜海山」(海山区の小型の死火山)に向かい潜水した。1回目の同海山の潜水は技術面の確認が目的の潜水であったが、今回は科学研究が目的の潜水となった。その主な目的は、海山区の岩石などのサンプル採集、海底地形の製図・測量だ。これは蛟竜号の試験的応用航行において初となる水深3000m級の科学的潜水となった。人民日報が伝えた。
今回の潜水では、国家深海基地管理センター潜水士の唐嘉陵氏が操縦を担当し、中国科学院海洋研究所研究員で海洋生物専門家の李新正氏、中国科学院声学研究所の張東昇氏が設計者として乗船した。
これは蛟竜号の初の試験的応用航行の6回目の潜水であり、「蛟竜海山」での2回目の潜水でもある。「蛟竜海山」での初の潜水では主に、潜水艇の長基線測位システムの確認を行った。この海山には名称がなかったため、現場指揮部と蛟竜号に乗船した科学者は、「蛟竜海山」と命名することに同意した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年7月4日