有人潜水艇「蛟竜号」 初の試験的応用潜水に向け準備を整える
有人潜水艇「蛟竜号」を乗せた母船「向陽紅09」が13日未明、南中国海の冷泉作業区に到着した。同作業区は波が高いため、初の試験的応用潜水の実施時間は、海の状況に応じて決める必要がある。新華社が伝えた。
蛟竜号の初の試験的応用潜水は、海山区で実施される予定だったが、同海域は荒波が予想されていた。そのため現場の指揮部は、12日午後に波が比較的穏やかな冷泉区に向かうことを決定した。船員らは13日5時30分に、CTD(電気伝導度・温度・水深を観測する装置)などの調査装置の取り付けとテストを開始し、潜水艇測位システムのビーコンのテストを行った。
現場総責任者の劉峰氏は、「今は海が荒れる前に準備作業を急ピッチで進め、海が潜水可能な条件を満たした際に、装置・船員がすかさず潜水作業に移れるようにするしかない」と語った。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年6月14日