潜水艇「蛟竜号」が6月に出港 科学者も参加予定
中国国家海洋局中国大洋協会は28日午後に開かれた記者会見で、有人潜水艇「蛟竜号」が今年6月に試験的な応用作業を実施し、昨年の試験段階から計5年間の試験応用段階に入ると発表した。また今回は科学者が潜水作業に参加することになる。科技日報が伝えた。
中国大洋協会の金建才秘書長は、「蛟竜号は独特な性能と技術的優位を発揮し、高品質の深海資料・サンプルを収集し、中国人科学者の深海大洋に対する認知度を高める。今回は科学者が蛟竜号に乗り込む予定で、具体的な内容については計画中だ。蛟竜号は現時点では常態化作業の条件を整えていないが、これは主に国家深海拠点が依然として設計段階に留まっている、蛟竜号の母艦が建造されていない、部品の国産化率をさらに高める必要がある、潜水員のサポートチームに不備があるといった理由によるものだ。そのため約5年を費やし、試験段階から常態化作業段階に移ることになる」と説明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年3月29日