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メタンハイドレート開発 中国が研究を加速

【中日対訳】

 中国国土資源部(国土資源省)広州海洋地質調査局が明らかにしたところによると、中国は戦略的代替エネルギーである「燃える氷」ことメタンハイドレートの開発利用の実現を推進するため、その調査・開発技術に対する系統的な新研究をスタートさせた。同プロジェクトはこのほど、中国科学技術部(科学技術省)によって「国家863計画」の重点プロジェクトに組み入れることが許可された。実施年度は2013−2016年。光明網が伝えた。

 メタンハイドレートはこの20年間で海洋・凍土帯から発見された新型のクリーンエネルギーで、従来型エネルギーの代替品になる。推算によると、世界のメタンハイドレートに含まれる有機炭素の総量は、世界ですでに発見されている石炭・石油・天然ガスの2倍に相当する。

 同プロジェクトの首席科学者、広州海洋地質調査局副チーフエンジニアの王宏斌氏は、「中国地質調査局による手配の下、中国は1999年より海洋のメタンハイドレートに対して、実質的な調査と研究を開始した。中国海洋メタンハイドレートプロジェクトの調査担当機関である広州海洋地質調査局は、詳細かつ確実な調査を基礎とし、2007年5月にメタンハイドレートの実物のサンプルを収集した。中国の科学者は近年、メタンハイドレートの開発技術・環境管理などの技術難題を巡り、メタンハイドレートを生成する地質条件および濃縮特徴などの関連研究を展開している」と説明した。

 王氏によると、中国科学技術部が批准した国家863計画「メタンハイドレート調査技術開発」研究特別プロジェクトは、これまでの経験を基礎とした上で、メタンハイドレートの調査・開発技術などの研究を加速し、中国メタンハイドレート調査開発事業に技術サポートを提供する。(編集YF)

 「人民網日本語版」2013年3月18日

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