過保護は子供の幸福感を下げる:米研究
【中日対訳】 過保護、過干渉な親の下で育った子供は大人になった後、自信を失いやすく、生活に不満を抱き、イライラしがちになることが、米メアリーワシントン大学の研究チームが行った研究で分かった。同チームが発表した研究報告によると、過保護は子供の能力や独立心の発展を妨げるだけでなく、子供の幸福感を奪い、大人になってからプレッシャーにうまく対応する力を失わせるという。人民網がオーストリア紙Der Standardの報道を引用して伝えた。
これまでの研究により、親からの適度な関心は子供の感情面や社交面の健全な発展を促すことが判明しているが、これは今回の研究結果とは矛盾しない。研究者は、「重要なのは子供に関心を寄せる方法だ。両親が子供に関心を持つことは、子供の発展に確かにプラスの作用をもたらすが、子供が成長して、能力が向上するに伴い、子供への世話の程度を適度調整していかなければ問題が生じる」と語る。
同研究の主宰者は「親は過保護が子供の発展を妨げることを理解しなければならない。親は子供の足手まといになるべきではない。過干渉、子供の一挙一動を常に監視し続けること、助けが必要か訊ねずに子供を助けることなどはどれも子供にとって良くない」と語る。
研究チームは18歳から23歳の大学生297人を対象に、子供の頃の親の態度と、自身の独立性・生活能力・社交意欲などを調査した。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年2月19日