中国製のリアルタイム測位システム 誤差僅か0.89m (2)
チャープスペクトラム拡張技術は、ブロードバンドとチャープ信号を一体化しており、電波妨害とマルチパスフェージングに強い。またエネルギー消費量が少なく、距離測定の計算が簡略化され、距離測定の精度が向上した。リアルタイム位置測定システムに応用することで、TOA(到来時間)方式により、人とモノの位置測定を実現することができる。ISOは同技術を、リアルタイム位置測定システムの関連技術基準とした。海外の多くの企業は、幅広い応用の可能性を持つ同技術のリアルタイム位置測定への応用を積極的に推進している。中国企業はリアルタイム位置測定システムの知的財産権を持たず、高額な外国企業の商品や遅れた技術を用いているため、知的財産権を持つ同類商品を開発していない。
第三者検査機関の機械工業工程控制システム商品品質検査測定センターの検査結果によると、同システムの位置測定の誤差は0.89メートルまで縮小され、多くの市場で販売されている同類の輸入製品の精度を上回った。またコスト・価格も大幅削減され、海外同類商品の独占的な地位を打破し、国内のリアルタイム位置測定システムの技術的な空白を埋めた。同システムは安全生産、資産保護、倉庫管理・物流、人材管理等に応用され、広大な市場を有する。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年12月10日