中国、「敦煌遺書」データバンクの構築に着手
【中日対訳】 中国の晋代末期から宋代にかけての写本「敦煌遺書」のデータバンクを構築するプロジェクトがこのほど、2012年度国家社会科学基金重大プロジェクトに指定され、デジタル化に向けた作業が始まった。新華網が伝えた。
同プロジェクトは敦煌研究院、蘭州大学、浙江大学の専門家・学者らが推進する。敦煌研究院によると、現代化情報処理技術を用い、各種の敦煌遺書7万点以上、トルファン美術作品2000点以上に対して、基本情報・写真・研究文献の3大類別に基づくデジタル化処理を行い、総合的・集約的な「敦煌遺書データバンク」を構築する。
専門家によると、データバンクが完成すれば、敦煌遺書研究者に資源共有のプラットフォームを提供できるほか、トルファンの学術発展やトルファン文化の伝播・交流に役立つという。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年11月29日