スパコン学術大会が開幕 再生医学への応用に期待
【中日対訳】 1年に1度の「スーパーコンピューター学術大会」が、11月中旬に米国で開幕した。スパコン界の最も優れた研究者が一同に会し、協力を通じた技術革新の促進について検討する。米国の国際電気電子エンジニア協会(IEEE)のコンピュータ学会の会員が同大会に出席し、スパコンの輝かしい未来に関する理念と研究成果を分かち合った。羊城晩報が伝えた。
専門家らは、スパコンは将来的に、正確な天気予報に必要な大量の研究の中核になると予想した。正確な天気予報の実現により、大型トルネードなどの気象災害、およびその他の自然災害による破壊を軽減することが可能だ。
同大会は、世界経済の予想と発展に対して、幅広い影響力を持つ。変化を続けるグローバル経済の中で競争優位を維持するため、企業も国と同様にスパコンに大規模投資を行う必要がある。
スパコンはエネルギー分野の重要研究の中核でもある。今後20年内に、新たな発電方式と再生可能・高効率エネルギーが、幅広く使用されることだろう。
スパコンはまた、再生医学の研究に用いられている。再生医学は、さまざまな疾病を根絶し、老化防止や寿命の延長を実現する可能性がある。専門家は、2025年までに新たな組織を利用し、疾病もしくは老化により損なわれた体の一部の交換を実現すると予想している(心臓や呼吸器系を含む身体の組織・器官を含む)。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年11月28日