超高層ビル・台北101の外壁に16日夜、「Love you Goodnight」の文字が浮かび上がった。台湾市民に長年親しまれてきたネオン・メッセージの伝統が、幕を閉じた。台湾地区の「聯合報」が伝えた。
台北101からのメッセージは、台北市民にとって共通の想い出となった。台北101の劉家豪・広報担当によると、オフィス賃貸率がすでに約9割となり、ネオンサインが設けられた78-80階も、テナントとなる。
「ネオンサインの終了には、内部で多くの議論があった。市民とのコミュニケーションの機会を提供しており、惜しいとの声が続いた。101を冷たい超高層ビルとしてだけでなく、暖かみで満たし、市民との交流を生んでいた」。時が経てば市民は多くの事柄を忘れるが、大切な歴史を忘れることはあり得ない。上空の情報を仰ぎ見ることで、市民に一体感が育まれた、と劉氏は語った。(編集HT)
「人民網日本語版」2014年2月18日