「環球時報」が紹介したドイツ経済紙「ハンデルスブラット」の13日付報道によると、観光都市といえばニューヨーク、ロンドン、パリなどの欧米都市を思い浮かべる人が多いが、データをみれば、世界の観光客に一番人気があるのはアジアの都市だということがわかる。人気都市25カ所のうち、アジアの占める割合が最も多く、特に中国の都市が人気を集めているという。
市場調査大手のユーロモニターはこのほど、「世界観光都市ランキング」を発表した。これは純粋に観光客の数に基づいて作成されたランキングで、各都市の所属国政府の統計データと空港の入国者数をよりどころとしている。それによると、上位25都市のうち、1位は中国の香港地区だった。「東洋の真珠」と呼ばれる海浜都市・香港には、2012年に2370万人の観光客が訪れ、このうち60%は大陸部からの観光客だった。2位はシンガポール、3位はタイのバンコクで、どちらも中国人観光客に人気がある都市だ。4位は英国・ロンドンで、観光客数は1550万人だった。
5位から10位は上から順に、中国・澳門(マカオ)地区、マレーシア・クアラルンプール、中国・深セン、米国・ニューヨーク、トルコ・アンタルヤ、フランス・パリだった。ユーロモニターによると、今後は中国人観光客が世界の観光都市ランキングを左右するとみられ、中国人観光客の査証(ビザ)手続きを簡略化した国はすぐに恩恵を受けるようになるという。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年2月16日