三陸沖の地震、マグニチュード7級の連続か 東大解析
【瀬川茂子】三陸沖で7日に発生した地震は、マグニチュード(M)7級の地震が二つ続けて発生していた可能性のあることが、気象庁や東京大グループの解析でわかった。政府の地震調査委員会で11日、報告された。地震調査委はさらに検討するとしている。
気象庁は当初、海溝のさらに沖合のアウターライズと呼ばれる場所で引っ張りの力が働いて発生した正断層型の地震(M7.3、後に7.4に修正)としていた。
しかし、東京大地震研究所のグループが地震の波形を詳しく解析したところ、二つの地震に分けられるという。まず海のプレート内部で圧縮力が働いて逆断層型の地震が発生し、続いて10-20秒後に正断層型の地震が起きたとみられる。気象庁も複雑なメカニズムの地震だったとして解析を続けている。
asahi.com 2012年12月11日
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