学生たちは楽しさを伝えてくれるイワンさんと一緒にいるのが好きだ。ゴミ拾いはいつも笑い声で包まれている。 |
オーストラリアから来た温州大学の「外国人教師」イワンさん(音訳)が3月23日朝、30人以上の学生と共に大羅山に登り、観光客が残したゴミを拾い集める姿が見られた。浙江在線が伝えた。
大羅山は温州市南東部に位置し、仙岩風景区、瑶溪風景区、天柱寺風景区、茶山風景区、三垟水網(水源ネットワーク)の「四景一網」からなる。美しい風景を求めて多くの観光客が訪れるため、ゴミも多い。イワンさんがゴミ拾いを始めたのは3年前だ。ある時、大羅山を登山に訪れた彼は沿道がゴミだらけなことに気づいた。2回目に大羅山に行った時にイワンさんは袋を持参し、3時間の登山で10袋以上のゴミを拾った。
それ以来、イワンさんは毎週日曜日の午前は大羅山に行き、3時間ほどをゴミ拾いに費やすというルールを自分に決めた。この外国人教師を喜ばせたことに、その後徐々に彼と一緒にゴミ拾いをする学生が増え、一番多い時には70人以上に達した。学生たちが続けられるように、イワンさんは学生の成績評価の際に、ゴミ拾いに参加した学生にはプラス1点をすることにした。
イワンさんのこうした行動は多くの人に支持され、一行が下山する時には道端の屋台の女性が駆け寄ってミカン1袋をくれた。イワンさんは学生たちにミカンを配りながら「あの人はいつも私に水をくれる」と話した。イワンさんは「温州を感動させた十大人物」に選ばれ、また現地の地域コミュニティでは登山道に彼の名前にちなんだ「イワン亭」を建設することを決定した。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年4月1日