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「90後」大学生の厳しい就職活動の記録

 2014年03月03日10:32
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面接のチャンスを増やすため、潘東来さん(前)は午後1時過ぎの人材募集説明会の閉会間近になってやっと昼食の弁当を買いに行った(1日撮影)。人材募集説明会の会場で同級生の許偉さんと面接のテクニックについて話し合う潘さん(左)(1日撮影)。人材募集説明会の会場で面接を受ける潘さん(1日撮影)。大学の実験室で、インターネットで募集情報を調べる潘さん(1日撮影)。
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 上海市青浦出身の潘東来(22)さんは、2014年に全国の大学を卒業する新卒生727万人の一人だ。多くの同級生と同じく、潘さんもまだ満足できるような仕事が見つかっていない。新華社が伝えた。

 潘東来さんは上海師範大学化学エンジニアリング・工芸専攻で学ぶ学生だ。大学院入試があったため、昨年末にやっとインターネットを通じた履歴者の応募を始めたばかりの潘さんだが、約50通送った中で返答があったのはわずか4通だという。「仕事に対する要望はそれほど高くはない。3000―4000元(約5万-6万6千円)の給料がもらえれば十分だ」と潘さんは直言する。「今年の厳しい就職状況を見れば、自立できる仕事が見つかるだけでいい」。

 大学は上海の郊外にあるため、潘さんは面接などのために往復で2時間近く地下鉄に乗る必要がある。多くの会社が「連絡を待っていて」と言うが、「連絡を待て、というのは、連絡しない、というのと同じ意味だ」と潘さんは苦笑する。「もし化学工学分野で仕事が見つからない場合、要望を下げて販売に応募してみるしかない。だめなら来年も続けて大学院受験をして、実力を高めて競争力を強化したい」。(編集YH)

 「人民網日本語版」2014年3月3日

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