ハンサムで「傾国の」男性 (3)
トルコのオイルレスリングは伝統的な民族スポーツで、毎年一回行われる。参加選手は上半身裸と裸足という姿で、ピッタリしたズボンだけを身につけ、全身にオリーブオイルを塗ることから「オイルレスリング」と呼ばれる。オイルレスリングはトルコで650年以上の歴史を持ち、オリンピックに次ぐ長い歴史を持つスポーツだ。オリンピックの競技とは異なり、オイルレスリングのルールは簡単で、相手を倒して両足が地面から離れるか、相手を持ち上げて3歩歩くかすれば勝利となる。しかし選手は全身オイルまみれなので、相手の動きを抑えるのは難しい。現在ではこのスポーツはトルコ人の祭日となっており、トルコ人にとっては勝利よりも競技場での礼儀や相手を尊重する事の方が重要となっている。