湖南省　若い女性が走行中の列車前で写真撮影　列車が緊急停車

　カメラを手に鉄道線路で写真撮影を行っていた「文芸青年」を名乗る小清さんと小莉さんは、様々なポーズで写真を撮影したが飽き足らず、列車が通過する瞬間のスリリングな写真を撮りたいと考えた。小莉さんは列車が近づく中で線路のすぐ側に立ち、写真は撮影できたものの危うく列車に轢かれそうになって転倒。右手に擦り傷を負い、列車が緊急停止する騒ぎとなった。

　2日午後4時ごろ、長沙鉄道公安所邵東駅派出所は貨物列車86507便の運転手から「益湛鉄道のK188+800m地区で走行中、線路脇に立っていた女性が通過による突風で転倒し、列車は緊急停車した」という連絡を受けた。警察と作業員が現場に急行し、小莉さんを邵東県人民医院に搬送した。

　小莉さんと小清さんは鉄道線路の近くで列車と一緒に写真を撮りたいと考え、カメラを手に邵東県宋家塘街道弁事所の管轄内にある益湛鉄道の線路を訪れて写真を撮影した。線路の上に座ったり走ったりと様々なポーズで撮影した2人だが、列車が通過するのを見て、通過する列車をバックにスリリングな写真を撮影したいと思いついた。

　ちょうど遠くから走行中の列車が見えたため、小莉さんは急いで線路の側に行き、小清さんに撮影してくれるように頼んだ。列車が側を通過すると、強い突風にあおられた小莉さんは列車にぶつかりそうになり、慌てて飛びのいたところ転倒して右手を負傷した。列車は緊急停車し、操縦士が状況を報告して小莉さんを病院へ運んだ。診察によると小莉さんは右手に裂傷を負ったが重傷ではないという。警察側は、鉄道線路上を歩いたり、線路上で座る、遊ぶなどの行為は決して行ってはならないとしている。「治安管理処罰法」によると、鉄道の敷地内に勝手に進入したり、列車の走行中に線路上を歩く、座る、越えるなどして列車の安全な走行に影響を与えた場合、警告または200元以下の罰金を科せられる。「人民網」が伝えた。（編集YH）

　「人民網日本語版」2013年2月7日