全国経済総合競争力研究センター福建師範大学支部が作成した、2014年の省別の競争力青書である「『十二五』中期の中国省別経済競争力発展報告」が、このほど社会科学文献出版社から出版された。各省・直轄市・自治区の関連データの詳細な分析を土台として、第12次五カ年計画(2011-15年、十二五)中期における地域のバランスの取れた発展は新たな進展を遂げたとの見方を示している。
地域経済の発展の開きについて考えると、十二五中期には地域経済は引き続き安定した成長傾向を保ち、中部・西部地域の発展ペースは東部地域を上回った。地域間の絶対的な開きはなお大きいが、相対的な開きは縮小している。地域別の一人あたり国内総生産(GDP)増加率は「西高東低」の特徴が明らかだ。固定資産投資や海外企業による直接投資は、東部地区が「主役を独占」していたこれまでの状況が変わりつつある。一連の地域レベルの発展プランや省レベルの主体機能区プランが次々にうち出され、地域発展をめぐって一連の新しい成長極が誕生し、地域のバランスの取れた発展に向かう力が強化されている。都市部と農村部の発展水準を比較すると、都市化が加速し、水準が向上し、地域間の都市化レベルが均衡しつつあり、都市部と農村部の所得格差が縮まっている。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年4月9日