范長龍中央軍事委員会副主席は8日午後、米国のヘーゲル国防長官一行と北京で会談した。
范副主席は「習近平国家主席とオバマ大統領は先日オランダ核安全保障サミットで会談し、新型の大国間関係の構築という正しい方向を終始堅持する考えを改めて確認した。中米両軍は現在の両軍関係の良好な発展の勢いを大切にし、中米の新型の軍事関係の健全で安定した前向きな発展を共同で促すべきだ」と指摘した。
また「最近の米ASEAN国防相会議および訪日中のヘーゲル長官によるいくつかの発言に、中国国民は不満を抱いている。釣魚島(日本名・尖閣諸島)問題において、米国はどちらの側にもつかないと再三表明している。理解に苦しむのは、それなのにヘーゲル長官が日本の集団的自衛権行使容認への歓迎の意を公に表明し、日本を後押ししていることだ。南中国海問題では、南中国海に対する中国の領有権主張は一貫した、歴史的根拠のあるものであり、フィリピンが中国の南中国海の島や礁を侵奪・占拠している。それなのにヘーゲル長官はフィリピンの肩を持ち、中国を非難している。現在海峡両岸情勢は平和的発展という良好な基調を呈している。それなのに米下院7日、台湾関連法案を可決した。台湾海峡情勢をかき乱すのは、完全に間違っている。中国は米国が責任ある大国としての高みに立ち、地域の安定と両国・両軍の友好発展にプラスのことをするよう希望する」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年4月9日