中国商務部(商務省)は本日の定例プレスブリーフィングで、1-11月の貿易統計を発表した。沈丹陽報道官によると中日間の貿易額は6.2%減少、大陸部と香港の貿易は19.8%増加した。中国新聞網が伝えた。
税関の統計によると今年1-11月の全国の輸出入総額は23兆4300億元(3兆7700億ドル)で、為替要素を差し引くと前年同期比(以下同)7.7%増加した。このうち輸出は12兆4400億元(2兆ドル)で8.3%増加。輸入は10兆9900億元(1兆7700億ドル)で7.1%増加。貿易黒字は1兆4500億元(2341億5000万ドル)で18.3%拡大した。11月の輸出の伸びは12.7%で、ある程度加速した。
沈報道官によると1-11月の貿易には以下の特徴がある。
(1)対EU、米国、ASEAN貿易が好転
対EU貿易は1.8%、対米貿易は7.6%、対ASEAN貿易は10.9%増加した。対日貿易は6.2%減少した。大陸部と香港の貿易は19.8%増加した。
(2)東部地域は輸出入が安定的に増加、中・西部地域は輸出が急増
東部地域の輸出入は6.9%増加し、全体の86.4%を占めた。輸出を見ると中・西部地域の湖南省は26.3%、江西省は18.6%、河南省は17.9%、湖北省は17.9%増加し、国全体の伸びを大きく上回った。
(3)一般貿易が安定的に増加、加工貿易は伸びが減速