大陸部の富豪 平均年齢は世界最少
改革開放スタートから30数年が経ち、中国は国内総生産(GDP)ランキングで後ろの方に並ぶ国から脱却して、今や世界2位の経済体だ。経済は成長を続け、一群の富豪たちが生まれている。スイスの金融グループUBSと資産評価サイト・ウェルス-エックスがこのほど共同で発表した「世界億万長者調査報告」によると、2013年までに、中国大陸部の億万長者は157人となり、12年の147人から6.8%増加した。中国は米国に次ぎ、世界で2番目に多く億万長者を抱える国だ。大陸部の億万長者の平均年齢は53歳で、世界平均より9歳若く、今でも企業経営の第一線で活躍している人が多い。ウェルス-エックス大中華エリアのニック・グリフィス主管の指摘によると、大陸部の富豪はほとんどが創業者世代の民間企業家であり、裸一貫から身を起こした人たちであり、年齢も相対的に若いという。「京華時報」が伝えた。
具体的にみると、富豪が最も多く誕生する産業は工業であり、次が不動産、その次には金融、銀行、投資が並ぶ。これらはいずれも過去30数年間に中国経済で著しい成長を遂げた産業だ。注目すべきは、大陸部の富豪のうち裸一貫組が占める割合は89%で、世界で最も高い割合だという点だ。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年12月2日