家電量販の中国最大手・蘇寧雲商集団の傘下にある日本の大型家電チェーン・ラオックス(中国名:楽購仕)は28日、東京銀座に「ラオックス銀座本店」をオープンした。同店は、ラオックスが東京に構える4番目の店舗で、海外からの観光客を主要ターゲットとした初店舗ともなる。宝石・貴金属、伝統工芸品、化粧品、家電など多種の商品を取り揃え、「免税」価格という強みを生かし、より多くの海外観光客誘致を図る。人民網が伝えた。
円安や日本政府のアジア諸国に対する渡航ビザ発給緩和といった追い風を受けて、日本を訪れる外国人観光客は今年、全面的に回復し、大幅に増加した。日本政府観光局(JNTO)が20日に発表した統計データによると、今年1月から10月までに海外から日本を訪れた観光客は累計866万人近くに達し、史上最多を記録した。中国大陸部からの観光客は、前年同期比70%以上増加、日本を訪れる観光客は、個人・団体いずれも、明らかに回復傾向にある。2020年東京オリンピックの開催が決定して以降、グローバル市場からの東京商業界に対する関心は高まる一方だ。
ラオックス銀座本店は、中国人観光客へのサービスをより充実したものとするため、各商品に中国語による説明を添え、中国語対応が可能な数名の従業員を育成した。注目すべきは、店内で販売される一部商品は、中国国内でのアフタサービスを受けられるものもあり、中国からはるばる東京にやって来た観光客が「安心して買い、心置きなく使用する」ことを可能にしている。
ラオックス株式会社は、1930年5月に設立された、日本最大の総合家電免税店。2009年6月、蘇寧電器の傘下となった。ラオックスは現在、中国・日本合わせて11軒の店舗を展開している。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年11月29日
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