中国トップ500社が発表 石油大手と4大銀行が上位を独占
米フォーチュン誌の中国語版は16日、2013年中国企業500社番付を発表し、中国石油化工集団(中石化)、中国石油天然ガス股フェン有限公司(中石油)が再び1-2位を占めた。中国工商銀行は2385億3200万元の純利益により、中国で最も収益力のある企業となった。中国貴州茅台酒場(集団)有限責任公司(貴州茅台)は50.3%の利益率により、最も「暴利」を貪る企業となった。新京報が伝えた。
◆石油大手が1−2位を独占
フォーチュンは2010年より、中国企業100社番付を500社に拡大した。中国トップ500社の営業収入は、この3年間で13兆7000億元から26兆1800億元に増加し、入選のハードルは35億1000万元から72億5000万元に引き上げられた。これらの数値は3年前と比べ、いずれも約2倍増となった。
中石化と中石油は2010年以降、ずっと同ランキングの1位と2位を占めてきた。両社は今年も、それぞれ2兆7900億元・2兆2000億元の総収入により、同ランキングの1位と2位を占めた。中国建築股フェン有限公司は、中国移動(チャイナ・モバイル)を抜き3位に浮上した。上位20社のうち、民間企業は中国平安保険のみだった。
業界別に見ると、金属業界からは59社がランクインし、同ランキングで入選数が最多の業界となった。機械製造業、不動産業、卸売・小売業、建築業がその後に続いた。「最も暴利を貪る業界」と呼ばれる金融業の入選企業は26社で、業界別ランキングの6位となった。
その他に、中国人民保険、恒安国際集団、京能熱電股フェン有限公司などの48社が、新たに同ランキングに入選した。その一方で、李寧有限公司、青島双星、方正科技などの有名企業は同ランキングから除外された。