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中国トップ500社が発表 石油大手と4大銀行が上位を独占 (2)

 ◆4大銀行の利益、全体の33%に

 今回のトップ500社の純利益は前年比3%増の2兆1700億元となり、増加率はこの3年間で最低となった。最も収益力の高い企業のランキングのうち、4大銀行が上位4位を占めた。そのうち中国工商銀行が2385億3200万元の純利益で、中国で最も収益力の高い企業となった。4大銀行の利益の合計は、入選企業の総利益の33%を占めた。

 利益率を見ていくと、184位に入選した貴州茅台が50.3%の利益率により、今年の同ランキングで最も「暴利」を貪る企業となった。利益率が最も高かった上位15社のうち、銀行が11行入選し、中国で最も「暴利」を貪る業界となった。

 統計データによると、今年の中国トップ500社のうち、46社が赤字を計上した(2012年は21社)。そのうち中国遠洋運輸集団は95億5900億元の赤字額により、500社のうち最も赤字が深刻な企業となった。他にも鞍山鋼鉄集団公司、中国アルミ業公司、中興通訊(ZTE)、国美電器、第一汽車などの有名企業も赤字を計上した。

 ◆金融会社が利益の半数を占める

 今年は26社の金融会社(銀行が18行、保険会社が6社、証券会社が2社)が同ランキングに入選した。26社の企業の純利益は計1兆900億元に達し、500社の総利益の50.2%を占めた。

 フォーチュン中国語版の執行編集長の周展宏氏は、「過去2年間の金融業の利益が500社の総利益に占めた比率は45.2%・50.2%で、年々上昇の傾向にある。米国の金融会社が昨年と一昨年に500社の総利益に占めた比率は、17.4%・23.7%のみだった」と指摘した。中国の現在の金融会社の利益は、米国を大きく上回っている。これは経済発展における必然的な段階であるかもしれないが、大きな金融リスクを生む可能性がある。

 金融業が多くの利益を占めることで、企業のレバレッジ率を引き上げている。統計データによると、フォーチュンの中国トップ500社の過去2年間の全体的なレバレッジ率は、それぞれ7.22・7.82だったが、米国トップ500社の昨年と一昨年の全体的なレバレッジ率は、それぞれ6.01・5.88となった。金融企業を除いた場合、中国トップ500社のレバレッジ率はそれぞれ2.60・2.95に低下し、米国の場合は2.85・2.96となる。フォーチュンは、「高すぎるレバレッジ率により、中国企業のレバレッジ解消の圧力が増加する」と分析した。(編集YF)

 「人民網日本語版」2013年7月17日

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