チベット自治区、住民に傷害保険を無料提供
中国の国有保険大手「中国人民保険集団(PICC)」西蔵(チベット)支社はこのほど、チベット自治区拉薩(ラサ)市当雄(ダムシュン)県公塘郷で、公塘郷在住の康白さんに賠償金10万元(約130万円)を支払った。チベット自治区で先月から保険加入が始まって以来、賠償金が支払われたのは初めて。人民日報が報じた。
賠償金10万元は、チベット自治区の傷害・死亡保険5万元とラサ市の農牧民向け傷害保険5万元。
チベット自治区は今年、住民の万一の事故に備え、傷害保険の無料提供を決定した。投資額は年間約4400万元(約5億7200万円)。対象は自治区戸籍を持つ各種職員・労働者、都市部・農村部住民、寺院の僧・尼で、チベット支援に携わる幹部については、自治区戸籍を持たない人も対象となる。(編集YT)
「人民網日本語版」2012年12月16日