蘇寧雲商、ラオックス買収でモデルチェンジを模索 (2)
ラオックスのモデルチェンジの道は平坦ではない。ラオックスの買収後、東日本大震災と中日関係の悪化により外国人観光客が減少し、蘇寧雲商は商品構造およびサービスの調整を重視した。例えば秋葉原店では旧ラオックスの家電・アニメ関連商品の販売を中心とする特色を残したが、銀座本店では外国人観光客が好む食品や工芸品を追加した。東南アジア観光客の増加、東京オリンピックの招致成功に伴い、羅社長はラオックスの発展に対して自信を深めている。
蘇寧雲商が当時ラオックスを買収したもう一つの目的は、日本家電小売店の流通経験を導入した中国事業の底上げだ。ラオックスは北京・上海・南京などに「楽購仕生活広場」(ラオックスの中国版)をオープンしており、家電小売を中心とし、グルメ・エンタメ・生活品・自動車用品を補助とする新型ビジネスモデルを構築し、日本のもてなしを重視するサービスの理念を導入した。中国の資本と日本のサービスの融合が、今佳境に入ろうとしている。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年12月2日