関心の表現が不足
同調査のデータの分析によると、多くの若者が、家族と一緒に過ごす時間に限りがあり、交流や気遣いなどが不十分だった。家族と一緒に過ごす方法にも問題が存在している。
家族と一緒に過ごす時間を見ると、若者の約半数が1日当たり「2時間以下」と答え、「1時間以下」が4割を占めた。また、家族との交流の頻度では、38.9%が「毎日交流」と回答したものの、「1週間に1回以下」との回答も32.4%あった。さらに、家族に対する気遣いという分野では、47.7%が「時折家族に注意を向ける」と答え、21.6%が「ほとんど家族に注意を向けない」と答えた。
「家族との関係」を見ると、家族との関係を最も重視しているのは70年代生まれだ。同調査のデータによると、家族と一緒に過ごす時間や家族との交流、家族に対する関心などの分野で、70年代生まれの人が80年代や90年代生まれの人より、より多くの時間や精力を使っている。
同調査によると、家族に対する関心の分野で、30%が「時間がない」、4割以上が「関心はみんな心の中で分かっているのだから、わざわざそれを表現する必要はない」、2割が「表現するのが恥ずかしい」、7.1%が「よく知っているのだから必要ない」と答えた。
家族の喜びが若者の喜び
同調査結果からすると、若者は、「与える」ことではなく、「受ける」ことに喜びを感じており、家族の喜びと若者の喜びは密接に関連している。
同調査のデータによると、「会話」により、家族の48.1%が喜びを感じられるにもかかわらず、若者の49.5%はそれをしておらず、「感情の表現」により、家族の45.5%が喜びを感じられるにもかかわらず、若者の58.2%がそれをしていなかった。また、「一緒に食事をする」ことにより、家族の41.7%が喜びを感じられるにもかかわらず、若者の54.9%がそれをしておらず、「一緒に好きなことをする」ことにより、家族の44.4%が喜びを感じられるにもかかわらず、若者の65.7%がそれをしていなかった。 (編集KN)
「人民網日本語版」2014年1月7日