ネット上への書き込みやショートメッセージのチャットの際に、非常に頻繁に使われる言葉「フフフ(中国語原文:呵呵、本心からではない笑い声)」という言葉を、あなたも多用しているに違いない。もともと笑い声の擬声語だったこの言葉は、次第に「深い意味を含む言葉」へと進化した。この言葉に対する人々の反応は、意気消沈する、心の傷がえぐられるような気持ちになる、相手に対して直接キレるなど、十人十色だ。「2013年最も傷ついたチャットワード」に「フフフ」をネットユーザーが選んだことも、至極当然のことと言えるだろう。武漢晩報が伝えた。
微博(ウェイボー)ユーザーの銭さんが、「2013年度最も傷ついたチャットワードは『フフフ』――あなたは賛成?」とネットユーザーに問いかけたところ、12月28日午前7時から30日午後5時までに2342人から回答が寄せられ、このうち「賛成」と答えた人は2110人に上った。
ネットユーザーの周さん(女性)にとって、チャットの時に最もうっとうしい人は、「フフフ」と書き込む人で、この言葉を見ると、書き込んだ人に対する好感度が8割下がるという。周さんの友人が月の初め、彼女に一人の男性を紹介してくれた。といっても、実際に会った訳ではない。相手のプロフィールを見た限りでは、なかなか好感が持てた。2人はチャットソフトQQでチャットを始めた。わくわくしながら彼にメッセージを送った。その後、彼も文字を入力し続けた。入力・入力・入力が5分間続いた後、ある言葉が飛び出した。それは何と「フフフ」だった!彼女も相手に「フフフ」でやり返し、彼を自分の「ブラックリスト」に入れた。
あなたはチャットの時に「フフフ」を使った経験があるだろうか?あなたの投稿に対して、「フフフ」で返される頻度は? QQ群と微博のユーザーから無作為に30人を選んで質問したところ、「チャットの時に『フフフ』を頻繁に使う」と答えた人は8割に達した。また、「どんな時にフフフを使うのか?」との問いに対し、「どうしようもない時」「自嘲する時」という答えが返ってきた。
以下、「フフフ」をめぐるネットユーザーたちの意見。
「路由」さん:「最も嫌な人は、『フフフ』を使う人。それが見ず知らずの他人や仕事関係の人なら、放っておけばよいけど、もし同級生やネット上の友達なら、関係を遠ざけるべきだ。その言葉を使った人は、心の中で、あなたのことを見知らぬ他人より遠い存在だと思っているに違いない」。
「布衣流浪者」さん:「中国人は『フフフ』を使うのが本当に大好きだ。笑い声を表すこの言葉には、とても深い意味が含まれており、言われた人を混乱に陥らせる。新浪微博には、『フフフ』という言葉を含む投稿が4億3千万もあるらしい」。
「冒楠」さん:「『フフフ』はいたってまともな言葉だと思いません?この複雑極まりない言葉を、私はいつも愛用しており、意味は、それ以上でも以下でもない」。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年1月2日