米警察当局が微博アカウント開設 現地の華人に情報発信
米カリフォルニア州アルハンブラ市警察は現地時間12月9日、新浪微博の公式アカウント(http://weibo.com/alhambrapolice)を開設したことを発表した。米国の警察が中国語の微博アカウントを開設するのはこれが初めて。中国新聞社が伝えた。
アルハンブラ市の市長を務める中国系米国人、Stephen K.Sham(沈時康)氏は、「当市の警察局は、アルハンブラ市、サンガブリエルおよびその他の地域に移住する移民および中国系住民の多くが、Twitterではなく微博(ウェイボー)を利用していることを考慮し、このたび微博アカウントを開設した」としている。
米国の公的機関の中には、微博を利用して観光PRを行っているところもあるが、米国在住の中国系住民に中国語で情報を発信するため、警察当局が微博アカウントを開設するケースは今回が初めて。
同アカウントは、ハッシュタグ#問美国警察(米国の警察に質問)、または@阿罕布拉警察局(アルハンブラ警察)を通じて微博上で質問などに答えていくとしている。
アルハンブラ市警察のMark Yokoyama局長は「アルハンブラ市警察は本日より、微博を通じて現地の中国系住民との交流を深めていく。微博は中国系コミュニティにおいて重要なSNSツールだと考えている」と表明した。
最新の人口調査データによると、アルハンブラ市では住民の半数以上がアジア系、うち4分の3が中国系となっている。このうち、多くが中国大陸部から訪れた移民で、米国で暮らすようになってもネットを通じて中国のニュースを見たり、中国のSNSを利用している。微博アカウントは、現地警察と中国系住民、さらには観光・投資のために訪れる中国人との間でコミュニケーションを深めるための重要なツールとなるだろう。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年12月11日