きょうの人民日報「微博」-人類が月探査にこだわる理由
1969年7月20日、米宇宙飛行「アポロ11号」が歴史上初めて人類を月面に到達させたのを機に、世界で「アポロブーム」が起きた。人類はなぜ月探査に高い関心を示すのだろう。その理由の1つに鉱産物資源の開発・利用がある。また、太陽エネルギーや核融合燃料開発、超高真空、無磁場、弱重力など特殊な環境の開発、月をさらに遠くの宇宙を探るための中間地点にするなどの理由もある。
【「嫦娥」の月探査計画】北京時間12月2日1時30分、中国は月探査機「嫦娥3号」を搭載したキャリアロケット「長征3号乙」を西昌衛星発射センターから打上げた。「嫦娥」の月面着陸の計画は以下の通り。(1)キャリアロケット「長征3号乙」が「嫦娥3号」を月の軌道に送る。(2)同軌道を約5日間飛行した後、軌道修正を行い、月面から約100キロの月周回軌道に入る。(3)同軌道を約4日間飛行した後、楕円軌道に入る。(4)同軌道を約4日間飛行した後、月への着陸を始める。(5)着陸後、「玉兎」を降ろす。