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中国、のど自慢したいホワイトカラーに音楽教室が人気

 中国では最近、歌や声楽を習う子供が増加しているが、社交の場で披露できる特技を身につけたいと願う大人もこうした習い事を始めているようだ。湖北省武漢市では近年、歌を教える音楽教室が次々に登場し、カラオケでのど自慢したいというホワイトカラーの願いを満たしている。武漢晩報が報じた。

「十八番」でも駄目だし続出

 7月30日、筆者は同市市内のオフィスビルの一室で開かれている音楽教室を訪ねた。約100平方メートル(約60畳)の同教室に入ると、すぐにピアノや歌声が聞こえてきた。同教室は、事務室以外に4部屋あり、2部屋はボイストレーニングの部屋で、2部屋はカラオケハウスと同じ雰囲気に作られていた。

 まず、ボイストレーニングの部屋では、教師がピアノで弾いたメロディを覚え、筆者も「ソ、ミー、レ、ファ……」と10回以上にわたり練習してみた。その後カラオケルームに移動し、自分の「十八番」を選んで歌い始めたとたん、「ストップ」と言われてしまった。「あなたの問題は、息が足りないこと。私のように、息継ぎを練習してください」。これまでずっと歌ってきた歌なのに、問題がこんなに多いとは知らなかった。息が足りない、リズムに乗っていない、時々音が外れている--。教師に1フレーズごとに停められ、問題を指摘された。10分ほどすると、疲労を覚えた。「歌を勉強するというのは、テクニックも体力もいる」。

進歩がなければ学費返還!も

 インターネットで検索してみると、武漢市には、大小様々な音楽教室がたくさんあることが分かった。各教室は通常、さまざまなコースを用意し、1コース2000元(約3万6千円)程度。1レッスン約200元の計算だ。教師の多くは音楽大学の卒業者で、通常のコースのほかに、マンツーマンのコースやアイドルの声を模倣するためのコースなどもある。

 同市武昌区のある音楽教室のスタッフは取材に対して、生徒に進歩が見られなかった場合、学費を返還することを契約時に約束するクラスもあることを明らかにした。同クラスの学費は約1万元(約16万円)だ。

接待の時は「十八番」を選ぶのが最適

 一般人がカラオケで友人らを魅了するためのコツはなんなのだろう? ボイストレーニングの教師である李娜さんは、以下の4つを提案する。1、大胆に思いっきり歌う。メンタルを強化し、カラオケボックスではいつも「聞き役」ということがないようにする。2、練習を重ねる。歌えば歌うほど、自分の「声」を理解できるようになる。3、絶叫系の曲で、喉ならしをする必要はない。これは間違った理解で、逆に喉を傷めてしまうことになりかねない。1、2曲歌って、調子を整えるだけでいい。4、難易度の高い歌に挑戦すると、逆にイメージをつぶしかねない。そのため、接待の時には、なるべく、「十八番」を選ぶ。(編集KN)

 「人民網日本語版」2013年8月2日

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