ネット上のデマが深刻、汚職監視も低俗化
中国社会科学院新聞・伝播研究所、社会科学院文献出版社は25日、新メディア青書「中国新メディア発展報告書(2013)」を共同発表した。同青書によると、2012年1月から2013年1月に発生した、世論からの注目を集めた100件の事件のうち、デマが含まれた比率は3分の1超に達した。またネットによる汚職監視は真偽が入り乱れ、無秩序化・低俗化している。新京報が伝えた。
◆ミニブログの利用者、高卒以下が7割超
同青書によると、ミニブログのユーザーは全体的に低学歴の特徴を示しており、中卒・高卒のユーザーが1億人を上回る。高卒以下の学歴(現役学生を含む)のユーザーは74.88%と、全体の4分の3弱を占めた。
ミニブログのユーザーの職種も多元化しており、学生が9387万人で最多となった。所得を見ていくと、低所得・無所得者がミニブログの中心的なユーザーとなった。毎月の所得が5000元(約8万円)を上回るユーザーは7.8%のみで、5000元以下が92.2%となった。そのうち無所得者が最多の9183万5000人に達した。
同青書によると、これは学生がミニブログの最大のユーザーになっているためだ。