「笑顔で幸せを」 瀋陽のタクシー運転手、乗客1万人と記念撮影
2011年末から現在まで約1年半の間、乗客との記念撮影を毎日続けてきた遼寧省瀋陽市のタクシー運転手、滕家智は6日早朝、記者の携帯電話に連絡し、1万枚の夢がついに実現したと興奮気味に語った。瀋陽日報が伝えた。
滕さんが1年半の歳月をかけて旧式カード型カメラに集めた画像データは、自動計算で1万枚に達した。写真撮影の目的は「笑顔で幸せを届ける」こと。瀋陽で開催される2013年中国全国運動会(全運会=中国の国体)までに、1万枚の「微笑み記念写真」を撮ることが目標だった。
瀋陽晩報は2012年10月17日、「タクシー運転手の滕さん、5千人の乗客と『微笑み記念写真』撮影」と題する記事を報じた。滕さんはその後、浙江衛星テレビ、安徽衛星テレビ、江蘇衛星テレビから続々と依頼され出演、今年の巳年春節(旧正月)には、地元・遼寧衛星テレビのお正月番組「百姓春晩」にも出演した。中国版ツイッター「微博(ミニブログ)」のフォロワーも、数百人から数千人に急増した。「今では、タクシーのお客さんに、『テレビに出た滕さんですよね』とよく聞かれます」と滕さん。また、「本当に私がそんなに話題になったのですか?私のことを知っているお客さんがあまりにも多いのです」と信じられない様子だ。
「全ての人が満面の笑みで第12回全運会を迎えます。私の1万枚目の笑顔も開花しました!」。成功を告げる滕さんのミニブログには、全国のネットユーザーからお祝いのコメントが相次いだ。ネットユーザー「@南京大倹」さんは、「滕さん、微笑み記念写真1万枚達成おめでとうございます。あなたの幸せが中国全土に広がりますように!」とお祝いの言葉を贈った。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年5月9日