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台湾中部でM6.5の地震発生 |
27日午前10時3分(日本時間同11時3分)、台湾中部でマグ二チュード(M)6.5の強い地震が発生した。震源の深さは15.4キロメートル。最も揺れが大きかったのは南投県日月潭で震度6、台中と彰化で震度5、台北市で震度2をそれぞれ記録した。台湾地震測報センターの郭鎧紋・主任は、「台湾でマグニチュード6以上の地震が起こったのは、今年に入って初めて」と述べた。人民網が伝えた。
台湾気象部門の観測データによると、震源は南投県政府所在地の東38.8キロメートルの地点(南投県仁愛郷。北緯23.9度、東経121.07度)で、震源の深さが極めて浅い「極浅発地震」に属する。揺れは台湾全土で感じられ、約30秒間続いた。台湾内政部消防署によると、今回の地震で、南投県集集鎮にある盛元宮の塀が崩壊、72歳の女性がその下敷きになって死亡した。消防署が27日午後1時の時点で取りまとめた被害状況によると、死者1人(南投県)、軽傷19人(台中市14人、南投県4人、彰化県1人)、火災1件、エレベーター停止5件(南投県2件、台中市1件、彰化県2件。閉じ込められた人は全員救出)、変電所の電線スパーク1件、道路の通行止め1件が報告されており、現在も最新情報の把握に努めている。
今回の地震によって、交通機関の一部に影響が出た。台湾高速鉄道(新幹線)や台湾鉄道の一部列車が一時運転を見合わせたが、午前11時半以降、通常運転に戻り始めた。台湾高速鉄道によると、地震発生後ただちに災害警戒・支援体制を発動、一部区間で配電システムが停止したため、北行き・南行き列車ともに運行を一時取り止めたという。台湾鉄道も、地震発生後の緊急点検を終え、運行を再開した。道路交通では、緊急対策チームが緊急救援作業を速やかにスタートさせ、担当者を派遣し、区間ごとに巡回検査と応急補修にあたらせた。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年3月28日
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