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新交通規則施行1カ月 信号無視4割減

 「史上最も厳しい交通規則」と言われる新しい交通規則が中国で施行されてから1カ月が経った。その効果は誰もが気になるところだ。公安部交通管理局が1月31日に発表した統計データによると、今年1月以降、全国における深刻な交通違反行為は大幅に減少した。例えば、信号無視は前年同期比40%、制限速度を50%以上オーバーするスピード違反は同32.5%、故意にナンバープレートを隠す行為は同71.5%それぞれ減少した。北京の日刊紙・京華時報が伝えた。

 ○交差点での死傷事故件数が減少

 統計データによると、今年1月以降、全国における深刻な交通違反行為は大幅に減少した。各地の交通管理部門は、年初来、信号無視、深刻なスピード違反、故意にナンバープレートを隠すなど、主観的で作為的な交通違反行為に対する調査・処分を強化し、記録・減点処理を厳格に実施、交通安全にかなり大きな危害を及ぼし得る違反者を厳しく処罰している。交管部門はまた、軽度の交通違法行為については、教育を主体とした処置を実施、1月の教育的警告によるに交通違反の改善率は、前年同期比39.1%上昇した。各大都市における朝夕ピーク時間の道路交通状況をみると、自動車が交差点を通過する時、早めに減速する・歩行者と自転車を優先させる・交通信号をしっかり守る、などがほぼできており、交差点における通行秩序に大きな改善が見られた。

 新交通規則が実施されて以来、交差点での死傷交通事故は著しく減少した。統計データによると、1月、全国で死傷者を伴う道路交通事故の発生件数および死者数は、前年同期比・前月比ともに減少、交差点での交通事故はかなり少なくなった。

 ○低い運転免許筆記試験の合格率

 新交通規則では、運転免許試験制度も改められた。統計データによると、今年1月、全国の運転免許学科試験(科目一)の合格率は55.7%、技能試験(科目二)の合格率は46.8%、路上試験の合格率は57.6%と、合格率は軒並み低かった。

 北京某自動車教習所の関係者は、「新規則の施行によって、試験内容は大幅に改正された。実際路上に出て行われるテストに重点が置かれ、暗記や過去問研究といった従来の受験対策は、新しい試験には通用しなくなった。新規則施行直後の試験であることから、合格率は大幅に低下し、これまでは通常9割前後だった「科目一(学科試験)」の合格率は4割にまで下がった」と語った。

 多くの国家では、運転免許試験の合格率は40%から70%という。公安部は、交通運輸部門とともに、自動車教習所に対してカリキュラムや教習パターンの変更を促し、的確性と実用性に重点を置いた訓練を強化するよう求めた。1月末の時点で、全国の運転免許試験の合格率は次第に安定傾向を呈しており、多くの国家の合格率とほぼ同じレベルになってきている。(編集KM)

 「人民網日本語版」2013年2月4日

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