日本人男性が福州駅でホームレス生活 市民が1カ月間衣食を提供 (2)
■すでに領事館に連絡
松本さんは3カ月前に所持金1万元余りで中国へ観光に来た。まず上海と蘇州を観光し、次に福州の福清市にいる友人を訪れた。先月、友人が用事があって日本へ戻ったため、1人で福州で観光に向かった。ところが駅で下車した時に財布もパスポートもなくなっていることに気がついた。言葉が通じず、福州に知人もいないためそのまま駅に留まった。
松本さんによると、駅でホームレスをしていた間、福州市民はみな優しく接してくれた。1カ月間、食事の時間になるたびに、多くの市民が食べ物をくれ、数日前に冷え込むと、厚手の衣服数着もくれた。
記者は6日午後、松本さんをつれて担当派出所を訪れ、証明書類の手続きを行った。さらに日本の上海総領事館に連絡もした。現在は国慶節(建国記念日)の大型連休期間なので、明日(8日)午前に松本さんをつれて福州市の出入国管理当局を訪れ、1日も早く帰国できるよう手続きを行う予定だ。(編集NA)
「人民網日本語版」2012年10月7日