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記者は日本語のわかる市民に連絡して松本さんの手助けをした(6日) |
1人で福州観光に来て途中で財布とパスポートをなくした日本人男性、松本輝彦さんがここ1カ月間、言葉が通じないまま福州駅近辺でホームレス生活をしている。幸いなことに親切な福州市民が1カ月間、一日三食のみならず、防寒用の衣服や身の回り品を提供していた。親切な市民、張さんから本紙(福建日報)に6日、松本さんが帰国できるよう手助けしてほしいとの電話があった。
■市民が進んで衣食を提供
本紙の読者、張さんから6日午後、本紙ホットラインに「福州駅に日本人男性1人がおり、ここ1カ月近く毎日、荷物2つを提げて駅近辺を行ったり来たりしている。福州へ来る途中で財布とパスポートをなくしたが、福州の言葉がわからず、助けてくれる知り合いもいないため、ずっと駅に留まり、夜は駅の花壇のそばで寝ているそうだ」と電話があった。
張さんによると、近くの市民はいずれも、街中を行ったり来たりしているこの日本人を親切に手助けしている。この1カ月間、男性の飲食は全て近くの市民が援助しており、冷え込んだ最近では、厚手の衣服をあげた市民もいた。
張さんは電話で「メディアを通じて出入国管理当局に連絡し、この日本人男性に必要な援助を提供してほしい」と話した。
記者は6日午後3時に駅を訪れ、駅派出所警務室前の花壇のそばでこの日本人男性を見つけた。男性は黒い長袖にジーンズ姿で、荷物2つを前に置いていた。記者は簡単な英語でコミュニケーションを図ったが、男性は英語がわからないようだったので、日本に留学したことのある友人に電話して通訳してもらった。その結果、男性は現在46歳の松本輝彦さん、兵庫県明石市の人で、妻と離婚して両親と同居していたことがわかった。
■すでに領事館に連絡
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