恐怖の春運を楽しく過ごすマニュアルが大人気　中国 (2)

装備編

　困難をプラスのエネルギーに

　「CPUが4-8コアのデスクトップ型パソコンと10Mか20Mの光ファイバーを用意したほうがいい。そうでないと、鉄道チケット予約受付サイトにはつながらない」。連休前後に、チケットの予約をしたことがある人なら、だれでもこの気持ちが分かるだろう。一方、同マニュアルの「チケットの取り合い編」には、完全装備した米兵が登場し、「戦争に行くのか？」との通行人の問いに、「いや、チケットを買いに行くのだ」と真剣な様子で答えている。

　一方、「装備編」では、ノキア製の携帯を使って、アップル社の携帯の弱点を指摘。アップル社の携帯を持っている男性は体中に移動用充電器をくくりつけている一方、隣の男性は頑丈なことで有名なノキア製の携帯でクルミの殻を割っている。これを見たネットユーザーの多くから、「毎回、長距離バスに乗る時、移動用充電器をいくつも持っている人を揶揄している」などの声が上がり、笑いを誘っている。

　大混雑する春運期間中、防犯対策はどうすればいいのだろう？同マニュアルによると、誰かが後ろを付けてきたらすぐに分かるよう、ジグザグに歩くことや、アップル社の最新機種iPhone5を使っているなら、ノキアの携帯ケースを付けることなどを挙げている。