日本の新藤義孝総務相が「春季例大祭」まで1週間以上もある12日、「気が急いて待ちきれない」とばかりに靖国神社を参拝した。現地では、春季例大祭期間の参拝はオバマ米大統領の訪日時期とほぼ重なるため、「外交上の迷惑」をかけかけないよう、前倒し参拝したと分析されている。中国新聞網が伝えた。
安倍首相は再登板以来、閣僚の靖国参拝を黙認している。第2次安倍政権で参拝した閣僚には、繰り返し参拝している「武勇の誉れ高い家筋」の新藤総務相以外に、古屋圭司国家公安委員長、稲田朋美行政改革担当相がいる。安倍首相自身も昨年12月に現役首相として7年ぶりに参拝した。潮流に逆らうこの慣例破りは、中韓など隣国が強く抗議したのみならず、同盟国の米国も「遺憾」の意を表明し、国際世論も次々に非難した。
「春季例大祭」が近づくにつれ、日本政府要人が靖国神社を参拝するかどうかが、再び日本メディアの話題となっている。中でも焦点は、安倍首相が参拝するかどうかだ。だが現地では、安倍首相はオバマ大統領来日などを考慮し、参拝しないだろうと見られている。昨年の春季例大祭同様、私費で供え物「真榊」を奉納する可能性がある。
日本の民間からは参拝反対の声が再びわき上がっている。大阪の市民団体のメンバーら日本各地の500人余りは11日、安倍首相の靖国参拝は憲法の保障する平和的生存権の侵害であるとして、損害賠償と参拝差し止めを求める訴えを大阪地裁に起こした。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年4月14日