病院船「平和の方舟」帰国 責任ある大国・中国の姿勢を示す
洪磊報道官 |
中国海軍の病院船「平和の方舟」は10日、フィリピンの被災地での医療支援任務を完了し、帰国の途についた。中国が海外の被災地に艦艇を派遣して人道医療支援を行ったのは初。
中国外交部(外務省)の洪磊報道官は10日の定例記者会見で、「平和の方舟」のフィリピンでの活動について説明。洪報道官によると、「平和の方舟」は台風で大きな被害を受けたフィリピンの被災地での人道医療支援任務を完了し、10日に帰国の途についた。
中国が海外の被災地に艦艇を派遣して人道医療支援を行ったのは初。16日間の医療支援任務で「平和の方舟」は傷病者計2208人を診察し、入院患者113人を診療し、手術を44例行った。また、疫学調査、水質検査、消毒・殺虫などを行ったほか、医療・衛生物資の一部をフィリピン側に寄贈した。
「平和の方舟」がフィリピンで行った医療支援は、責任ある大国としての中国の姿勢を見せ、平和的で文明的な軍隊としての中国人民解放軍のイメージをはっきりと示し、中国の政府と国民の友好的感情をフィリピン国民に伝えた。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年12月11日