都市部と農村部で同じ人口比率の選挙を初実施
第11期全人代常務委員会第31回会議は27日、採決によって、第12期全人代代表の代表資格に関する第11期全人代常務委員会代表資格審査委員会の審査報告を了承。第12期全人代代表2987人の代表資格が全て有効であることを確認した。会議後、全人代常務委員会が代表名簿を発表した。
選挙法などの規定に基づき、全人代常務委員会の主宰で、2012年12月中旬から2013年1月にかけて全国35の選挙区から計2987人の第12期全人代代表が選出された。
今回は2010年の選挙法改正を受けて初めて行われた、都市部と農村部で同じ人口比率の全人代代表選挙。各選挙区は党の指導を堅持し、存分に民主を発揚し、厳格に法にのっとって事を行い、選挙は法にのっとって秩序良く進められた。選挙の結果、各地区、各民族、各方面から適切な人数の代表が選出された。特に第一線の労働者や農民の割合が著しく高まり、出稼ぎ農民の人数が大幅に増加し、女性の割合が高まった。党・政府指導幹部の割合は明らかに下がり、一段と最適な代表構成となった。
代表2987人のうち、少数民族は409人(全体の13.69%)で、全国55の少数民族が全て代表を持った。帰国華僑は35人。再選者は1027人(全体の34.38%)。女性は699人(全体の23.4%)で、第11期と比べ2.07ポイント増加。第一線の労働者や農民は401人(全体の13.42%)で、5.18ポイント増加し、特に出稼ぎ農民の人数が大幅に増えた。専門技術者は610人(全体の20.42%)で、1.2ポイント増加。党・政府指導幹部は1042人(全体の34.88%)で、6.93ポイントの減少となった。
王万賓・全人代常務副委員長は全人代常務委員会会議で代表選挙状況に関する報告を行った際、「各選挙区は法律の規定に厳格に従い、正しい政治方向を堅持し、憲法と法律を模範的に遵守し、人民大衆と緊密に結びつき、人民に奉仕する優秀な人物を全人代代表に選出するよう努力した。代表の職責履行能力と学歴を重視し、選出された代表のうち大学以上の学歴の者が82.76%以上を占める。全体的に見て、新たに選出された第12期全人代代表は人民大衆にこぞって認められており、広範な代表性を備える」と指摘した。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年2月28日