2014年3月13日  
 

中国の夢健康知恵袋 企画集 日本からニイハオ!

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中国の成功、5つの理由を分析 (3)

 2014年03月13日08:59
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 (三)期待と需要の創造。広範囲の調査と話し合い、人々が関心を寄せる話題に関するメディアやウェブサイトの議論、重大政策の制定と最終発表という過程は、中国ですでに定期的になっており、制度化している。この政策決定の過程は、人々の発展に対する新しい期待を生む。新しい期待は新しい需要を生み、しかも中長期的な需要であることが多い。個人株投資家から民間企業や国有企業に至るまで、中国社会全体が五カ年計画などの政策決定に注目している。過去30年以上に渡り、中国の国民総生産は9%以上の年間平均成長率を維持したが、これは期待と需要の創造によるものだ。

 (四)発展管理。中国は独自の発展モデルを形成したが、その重要な特徴の一つは「発展管理」だ。これは西側諸国の発明した「公共管理」と一致するかもしれない。中国の国民経済五カ年計画と毎年の中央経済活動会議、地方政府の施行するさまざまな発展計画は、中国の「発展管理」の重要な構成部分だ。中国の大学は最終的に、現在開設している「公共管理」のカリキュラムのように、「発展管理」のカリキュラムを形成するかもしれない。しかし中国には特殊な国情がある。今日のマクロ調整は、すでにケインズ経済学の範疇を超えている。ゆえに「社会主義市場経済モデル」の中、中国政府が採用できる手段は、ケインズが提唱した財政政策と金融政策を大きく上回っており、中国には多くの国が持たない「ツール」が存在する(国家が保有する土地資源と戦略的資源、業績が好調な多くの大型国有企業など)。これらのツールは中国政府に、より大きなマクロ調整能力を与える。

 (五)民意と民心。上述した4つの点には、中国人の独自の政治哲学理念が含まれている。その中でも特に特別な観念は、「民意」と「民心」だ。民意とは一般輿論を指し、民心は人心がどちらを向いているかを指す。中国の哲学者の孟子は2000年以上前に、「其の心を得れば、斯ち民を得る」という概念を打ち出していた。中国には「民意は流れる水のごとし、民心の大なるは天のごとし」という言葉がある。つまり民意は重要だが、民心の方がより重要ということだ。

 民意は民心を反映することがあるが、これを反映しないこともある。微博が流行している時代において、民意は1時間で変化する可能性があるが、民心は安定的な概念であるはずだ。現代政治学の言葉を使うならば、民心が反映するのは民族全体の長期的な利益であるべきだ。ゆえに一流の国家管理は、民心により国を治めるべきであり、単純に民意により国を治めることはできない。

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