事業拡大に貢献するバイリンガル (2)
■バイリンガル人気の背景
近年来、中国経済の発展にともない、各国・地域は中国との学術交流、経済貿易におけるパートナーシップを強化している。同時に各分野で文化を越えたバイリンガルを背景に持つ人材が重視され始めた。
報道によれば昨年以降、日本政府はすみやかな経済復興のため、公共投資、外資導入を拡大しており、グローバル人材の需要が日本国内で急増している。また多くの日本企業が中国事業を不断に拡大している。結果、流暢なバイリンガルで、中日両国の企業文化、事業手法に精通した人材需要が増えている。
雇用コスト低減も、多くの多国籍企業が文化を越えたバイリンガル人材にラブコールを送る一大理由だ。多国籍企業・機構の多くがコスト削減のため現地人材採用をおこなっており、中国現地から直接従業員を雇用している。しかし彼らは多国籍文化が背景にある華人にくらべ、各国の企業文化に対する理解度には一定のハードルがある。さらに、企業は多国籍文化をバックボーンとする華人をより信頼する傾向にある。中国の発展と同時に、多くの華人が祖国に戻り国内での仕事を望んでいる。よって華人という高い「コストパフォーマンス」の雇用を選択することが、多国籍企業の第一の選択肢に自然に相成った。
■バイリンガル人材が事業を拡大
多数の海外華人が中外貿易において「架け橋」を担い、商談のスムーズな成功に貢献している。彼らは自身の長所を発揮することで調停・和解に尽力しており、国際貿易促進に甚大な推進をもたらしている。日本で食品貿易会社に勤務する女性・呉さんは、「商談のスムーズな進展のため、中国のニュース、ドラマ視聴はかかせません。新たな流行語を学び、中国の最新のファッショントレンドを追い、お客様との距離が近づくよう努力しています。社内唯一の華人として、中国関連のいかなる業務でも、上司には安心して任せていただいています」と語っている。(編集HT)
「人民網日本語版」2013年8月27日