中国科学院深海科学・工学研究所海洋哺乳類・海洋生物音響学研究室が実施した「第6回南中国海深海潜水及び遠洋クジラ類科学調査航行段階」がすべての科学調査任務を終え、無事海南省三亜市に帰還した。新華網が伝えた。
同航行段階は20日にわたり、3500キロメートル以上を航行した。調査エリアが南中国海北部の海域に集中した同航行段階は、目視調査及びパッシブ音響学モニタリングを結びつけた方法を採用し、そして環境DNA収集を補完とした。
調査結果の初期的な分析によると、今航行段階で目撃されたクジラ類は少なくとも15種で、うち深海潜水クジラ類は、マッコウクジラ、コビレゴンドウ、ハナゴンドウ、シワハイルカ、ユメゴンドウ、コマッコウ、オガワコマッコウなどを含む10種、希少クチバシクジラは3種。また今航行段階では、スジイルカ、サラワクイルカ、マダライルカ、ハシナガイルカ、ハンドウイルカを含む5種の遠洋型イルカが確認された。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年7月18日