王毅氏がブリンケン米国務長官と会談、不当な対中制裁の撤回を米側に要求

王毅中共中央政治局委員（中央外事活動委員会弁公室主任）は13日、インドネシア・ジャカルタで米国のブリンケン国務長官と会談した。外交部（外務省）ウェブサイトが伝えた。

王氏は「ブリンケン国務長官の先月の訪中時、習近平国家主席は中米関係の安定化と発展について重要な戦略的、指導的意見を示した。双方は踏み込んだ率直な意思疎通を行い、いくつかの共通認識に至った。その最も重要なものが、バリ島での議事内容に立ち戻り、中米関係という巨大な船の針路を修正するために重要な一歩を踏み出したことだ。次の段階で鍵となるのは、実際の行動を取り、両国関係の正しい軌道への回帰を目指すことだ」と指摘。

「双方は具体的な事から始め、中米関係の安定のために必要な条件を整えていき、妨害を排除する必要がある。米側は理性的・実務的姿勢で、中国側と向き合って進み、中米関係のガイドラインに関する協議を推進し、外交・安全保障面の意思疎通ルートを拡大し、意思疎通の実効性を高め、人的・文化的交流を円滑化するべきだ」とした。

王氏はまた、台湾問題における中国側の厳正な立場を明らかにし、米側に対して、恣意的に中国の内政に干渉してはならず、中国の主権及び領土的一体性を損なってはならず、中国に対する経済・貿易・科学技術面での抑圧を止め、中国に対する不法で不当な制裁を撤回するよう要求した。（編集NA）

「人民網日本語版」2023年7月14日