宅配便配達員やデリバリー配達員、トラックドライバー、介護者・ヘルパー、家事代行サービス従事者、商業施設のメッセンジャー、不動産仲介士、警備員といった8職種の労働者は長期間にわたり第一線で業務に励んでいるため、その健康問題に注目が集まっている。江蘇省徐州市総工会(労働組合連合)はこのほど、こうした職種の労働者を対象に無料の健康診断を実施した。健康診断の会場では、健康診断カードが配布され、8職種の労働者約100人が健康診断を受けた。
8職種の労働者を対象とした無料の健康診断は、その実際のニーズに的を絞っており、全面的な健康診断を通して、健康状態をチェックすることで、病気を予防してもらうほか、こうした職種の労働者に獲得感と幸福感を感じてもらうのが狙いだ。
無料健康診断の内容は、基本項目のほか、それぞれの職業的特徴に合わせて、検査項目を追加している。例えば、宅配便配達員やデリバリー配達員は、階段を上り下りすることが多いため、膝関節のレントゲン検査が追加されているといった具合だ。
徐州市総工会は、8職種の労働者代表合わせて3000人を対象に無料で健康診断を実施する計画で、今回はその計画の一環として実施され、現在すでに市全域で展開されている。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年7月11日