中国の華為(ファーウェイ)技術有限公司とウガンダの通信事業者のMTN及びHIMAセメントなどの協力パートナーはこのほどウガンダの首都カンパラで、同国初の5Gデジタルセメント工場プロジェクトを共同発表した。これはウガンダにおいて5G技術が製造業で商用化される初の事例となる。新華社が伝えた。
3日、ウガンダの首都カンパラで開かれた5Gデジタルセメント工場プロジェクトの発表会で記念撮影を行う中国のファーウェイとウガンダの通信事業者のMTN及びHIMAセメントなどの協力パートナー。(画像提供はファーウェイ)
同プロジェクトはセメント工場で5Gを構築し、5G技術の「広帯域、低遅延、同時多数接続」という特性を利用し、生産エリアのデータのリアルタイム伝送を実現し、エッジコンピューティングや資産監視などの機能と応用を推進することで、工場の生産性を大幅に高めるものだ。
3日、ウガンダのカンパラで開かれた5Gデジタルセメント工場プロジェクトの発表会で、5G技術がもたらす拡張現実(AR)技術の運用の新しいシーンをデモンストレーションする中国のファーウェイとウガンダのHIMAセメントの代表者。(画像提供はファーウェイ)
MTNとファーウェイは共同で発表会で5Gの大きな優位性をデモンストレーションした。5Gの通信速度は最大で4Gの100倍にのぼり、データ伝送の遅延も4Gの平均60ミリ秒から5ミリ秒に減少。協力各社はさらに5G技術の応用がもたらす2つの新しいシーンを示した。(1)拡張現実(AR)技術を使用することで、従業員向けの職業健康安全・環境育成の実現に役立つ。これは実際の危険な環境における育成より安全性が高い。(2)5Gが推進する動画モニタリング応用が、ほぼリアルタイムのライブ配信の効果を実現できる。工場運営の故障と事故リスクをリアルタイムで検知できる。
ファーウェイウガンダ有限公司の高飛社長は、「当社は引き続き各社と協力し、5Gなどの情報通信技術を用いてウガンダ各業界のデジタルトランスフォーメーションを新たな段階に押し上げるよう取り組む」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年4月6日